落語家・三遊亭金八のブログ ~出来ますものは~

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東北地方の思い出・その1


 天下の○流芸人金八クン(○の中に読者ご随意の数字をお入れください・・はは)
   これでも全国いや全世界で落語を披露したことがあります。ただし、数は少ないですが・・あはっ
 
   今回の震災で被害を受けた東北地方方面にも、とりどりの思い出があります。
   被害のことを考えると、辛いですよ・・・。印象を思いつくままに・・・


 仙台その1 前座のころ駅を背中にしてずーーっといった大きなホールで、某大御所の落語会で行った
   泉区だったような気がするけど・・・う~ん、忘れちゃったけど
   金八が一席やって下りてきたら「今の劇的な○○は何」(←好意的なセリフ)と言われたことがあります。
   道中の新幹線グリーン車、立派な駅弁なんかが印象的でした


 仙台その2 駅裏・・・でいいのかしら・・・和食屋さんの小さな会合で一席やりました。
   座敷でこじんまりと、かつ、あったか~いお客様で・・・またやりたいなぁ・・・
   
   あの時は一人だったので、初めて昼間の格安のバスで早めに行って市内を観光した。
   「阿武松」の谷風梶之助銅像勾当台公園にあった。その時の様子を落語に入れてる
   「おらが国さで見せたいものは、むかし谷風伊達模様」なんて文句も反芻した。
   圓生師の地噺「仙台高尾」で「仙台べっちょ」なんてセリフが出てくるのでそのことを聞いたりもした
   
   次の日は朝イチで飛び出して秋保温泉にざっと入って、塩釜へ。
   仙石線でいったけど、前に多賀城行ったときにも乗ったけどその時と比べて改装したのか
   コンコースがとても立派になっていて驚いた
 
   塩釜で皿盛のお寿司の食べた。カウンターだったんだけど、板さんがサイコーの笑顔
   「ハィ」って出してくれた。
   その時壁に「赤貝・閖上産」って書いて貼ってあって・・・「あれ、何て読むの?。」ってきいたら
   また、チョー笑顔で「ゆりあげ」ですっ。「へー、そんなところがあるの・・」なんて話をした。
 
   松島も遊覧船に乗って観光した。瑞巌寺も見た。
   帰りに駅で「ずんだ餅食べた。かえってきてから池袋の宮城県のアンテナショップでも買って食べた


 それ以前の多賀城行きの時は、まだ仙石線の乗り場は古いまんまだった。
   寄席の名前が「じょんた寄席」といったので「じょんた」ってどういう意味ですかってきいたら
   「じょんずだ・(上手だ)」ってことだって言われた。
 
   その時、芸協の大御所の師匠と楽屋でなが~く話をした。サイン色紙の抽選会をやった


 いろいろ行ったのですけど、忘れたのが多くって(笑)・・・次回は船で行った沿岸部のことも


 なぜか「ターちゃん」を出した日はクッタクタに疲れてる自分がいて・・・(笑)
   きのうも、金八の掛け声の間がすこ~し早くって・・・○○○師匠ゴメンなさい(笑)
   次回から楽屋で合わせましょう。「それほどのもんかよ」って強力に突っ込まれそうですが
 
   金八クンは泥酔して記憶なくなって帰っても、かならずきちんと洋服を脱いで布団に寝てるんだけど
   きのうはスエットのまんま寝てしまいました。そんなに緊張することもないと思うのですが・・・
 
   やっぱり「ター坊」のネタやらなにやらは自分で考えて、調べて、自分で工夫したものです。
   ほかの方から見れば、なんでもない、どーってことのない。むしろ「おやおや・・・何なんだかコイツは」
   なんでしょうけど、金八クンにとってはかけがえのない宝物なんでしょうね。
 
   だからこの芝居みたいに、本席の楽屋で揉まれると、自然疲れちゃうんでしょう・・・
   いやいや、いいことですよ。こうじゃないといけません
 
   新作だって自分で考えてるんですから、それはそれはかわいいものですよ。
   他人から見れば「つまんねぇ~なぁ~」ってものでもね