出前寄席（女川～石巻～会津・芦ノ牧温泉～湯乃上温泉）

---

　行ってきました東北方面へ出前寄席。「出前」ってことでトップのアイコンもラーメンで。（だからどうした・笑）

 

　　　日程としては２０日夜、車で都内を出発

　　　２１日午前・女川町総合体育館。午後・石巻市大須小学校

　　　２２日午前・会津・芦ノ牧温泉。午後・湯乃上温泉。終演後帰京という体力勝負ツアー「まかせなさいって」

---

　まずは運転に始まって、高座設営やら進行などのスタッフ様様には甚大なる御礼を申し上げたい。

　　　なんたって２４時間起きてましたからねぇ・・・「寝ながら運転できる」ってのがスゴイ（笑）

 

　　　まず女川に行くまでが、道路の冠水で廻り道やら迂回の連打。

　　　近づくにつれ、丸々がれきの山と化した集落をいくつも通るにつけ、被害の大きさを実感しました。

---

　女川では玄関ロビーのオープンスペースに高座を組んで開演。７００人の方が滞在しているので

　　　往来が激しくにぎやか。まさに目抜き通りでの寄席です（笑）。子供たちが元気のいいこと

 

　　　そんなわけで今回の特殊性に鑑みて、最愛の相方「ターちゃん」と同行。

　　　子どもたちと話をしたり、一緒に校歌を歌ったりして・・・今までにやったことのない事柄ばっかりで

　　　かえっていい経験になりました。「な～るほど、こういうもって行き方もアリか・・・しめしめ・笑）

　　　もちろんちゃんとネタも披露しましたよこういう気軽なところと柔軟性が寄席演芸の強みです。

 

　　　「ターちゃん」。楽屋に引っ込んだ後、子供さんが必死にターちゃんの居場所を探してた（笑）。

---

　午後の石巻は小学校の体育館でミナサマが生活している空間にお邪魔して一席。

　　　よくテレビの映像なんかで流れてますね。段ボールで仕切ってあったりする・・・そこのステージが舞台

 

　　　いや、これね・・・あの空間で、あのシュチュレーションであれだけ盛り上がったら極上々出来よ

　　　そういう空間なんでマイクのチェックが出来なかったわけ、なのでトップの金八がやっている時に

　　　スタッフさんがマイクを持ってきたり、イロイロしたわけ。金八もイジリながら、遊びながらで

　　　それがかえってハプニングぽくってフインキが和んだみたい

　　　結果、時間的に噺には入れなくなったので小噺～味噌豆とやったのも逆にわかりやすくてGJ

 

　　　手前味噌ながら、貴重な体験をさせてもらいました。

 

　　　終演後、福島へ。結果ついたのが１０時過ぎ。それでも予定より早かった・・・またココの温泉がサイコー

　　　コンビニでビール買って部屋で宴会かえって気が置けなくて楽しかった。

　　　男４人で雑魚寝だが、２４時間起きてたので消灯するや全員あっという間に眠りの世界へ・・・（笑）

---

　さて、まさに完全熟睡したので体調万全朝メシのうまいこと、遠慮なくおかわりしてしゅっぱーつ

 

　　　芦ノ牧プリンスホテルです。ここには楢葉町の方々が生活しています。

　　　今度はホテルなので、畳敷きの宴会場で。なんのことはないフツーの落語会です。

　　　こうなりゃ、逆にこちらとしては願ったり叶ったりです。「ごゆっくりお楽しみください」ってなもんだ。

 

　　　約６０人弱でしたが、もう大ウケ。こっちが潤わせていただきました（笑）。

---

　さていよいよこのツアーの最終地、湯乃上温泉洗心亭です。やはり大広間で近隣の皆様もお招きしての

　　　出前寄席です。観光協会の皆様方の肝いりでこちらも気合がはいります。

 

　　　おかげさまでここが、もう大爆笑の大喝采。今回一の大ウケ。芸人としてのDNA大喜びデス

　　　ホント皆様ありがとうございました。

 

　　　民宿つるやさんで夕食。陽気なマスターと勧め上手なママのせいでご飯３杯もおかわりして

　　　もうお腹パンパン。「これ以上太ったらどーするの」

　　　食後、風呂にも入ってまたビール飲んで・・・とにかくここの温泉はお湯がイイ。実にシンプル。

　　　マジ、金八クンおすすめよ。「誰か連れてって」

 

　　　食べすぎのため帰りの車の中で、お腹ビックリでずーっと腹痛（笑）

　　　「どっかの駅で落っことしてくれれば、電車で帰りますよ」と言ったら「雨だし。ターちゃんもいるから・・」

　　　ウチの子のおかげで、自宅まで送ってくれました。アリガトウ（笑）

---

　それにしても被災地の姿やら、そこに暮らす皆様といろいろと話が出来て大いに考えさせられました。

　　　今までの金八クンの人生にはない経験や価値観を与えられました。本当に感謝です。

　　　やはり長い目で自分も活動やら支援などやれることはしていかなければいけないな・・・と思った次第。

　　　今回のこのツアー声をかけていただいた菊千代師匠、ありがとうございました

---