筆と墨と半紙の力
きのう、鮎のウルカに魅せられた、真夏の金八クンです。
この前、四国の高松に仕事に行ったとき、地元の劇団が前でそのあとが金八クン・・・
その時その劇団が、その場の状況を、とても大きなメクリに墨で字を書いて知らせていました。
それを見た時思ったのは・・・
「あぁ、こういうのは力があるなぁ・・・」って
何か舞台などで、お客様にアピールするときスクリーンにうつしたり、大喜利なんかでも書いたものを使うとき
スケッチブックにサインペンで楽屋で仕度するけど、後ろのお客様まででよく見えなかったり
大きい字を書くってのは、案外難しいんです。道具的にも、技術的にも・・・
そんなときに便利なのが、「筆」、「墨」、「半紙」なのよ。
半紙を何枚も継ぎ足せば、大きく書けます。糊がなくてもご飯粒で簡単にくっつくし。
さっそく円朝まつりで使わせてもらいました・・・朱墨があれば、なおヨイです。
落語会のメクリもPCなんかでプリンター使って垂れ幕印刷などするより、下手でも人間が書いた字ってのは
アピールできますよ、人のキモチに。
今度から活用しよ~っと、落語会のディスプレイ等でもなんでも使えますよ・・・
「禁煙」「落語会はこちら」とか、「しばらくお待ちください」「6時開場」とかね
ちょっと昔の人のクラシックな知恵と道具に、改めて感心した次第