落語家・三遊亭金八のブログ ~出来ますものは~

落語家・三遊亭金八のブログ  ~出来ますものは~

【3/30根室で志村けんさんを観た思い出】

【3/30根室志村けんさんを観た思い出】

40年くらい前?小学生の頃…たぶん「ひょうきん族」が始まる直前の頃じゃないかな?。北海道最果ての街、我が故郷根室市に「ドリフターズ」が営業?に来て…「どーしても観たい❗」と頑張って、親がチケットを買ってくれたんでしょう、行ったのよ。

やったのが半端な曜日、火曜だか水曜の夜で、「ドリフ」と言えば土曜8時のイメージだったので、子供心に妙な気がした。

とにかく当時のアタシは平日は8時就寝が、土曜のみ「全員集合」を見て9時まで起きてて良いという家でのルールがあったくらい好きで、麻疹にかかった時も「絶対、全員集合を見る!」と言い張って布団を茶の間に敷いて見たくらい。その憧れの「ドリフ」がウチの近くで自転車なんかで遊びに行ってた「青少年センター」(市民体育館的な)に来るってんで興奮しまくり。

早い時間に行ったら体育館にブルーシートが敷いてあって、真ん中くらいに座ったんだけど、あとから人がどんどん入ってきて押されるように前から五列目くらいで首を伸ばして見上げて…司会もアナウンスもなにもなかったかなぁ…。上手の体育器具室?あたりがゴソゴソっとしたら、唐突にいかりや長介さんが「…ども」って感じで舞台に出てきて、観た瞬間「おーーっ!いかりや長介だよぉーー」と。あのインパクトは子供心に超絶大で。今でもあの表情がありありと目に浮かびます。

「おぃーーす」って掛け合いもたぶんやったんでしょう(全く記憶がない)。メンバーが並んでいかりやさんが紹介して…「加藤……茶ッ」って言い方が面白くって笑った(田舎のガキだねぇ・笑)。あとのコントは何をやったか全然覚えてない…後年、「かぁちゃんコント」だったと知った(笑)…

志村けんさんはむしろおとなしかったくらいで…
たったひとつ、水がいっぱい入って重い~というバケツを持ち出して演技したあげく客席へぶちまけると花吹雪がヒラヒラ~ってギャグひとつだけ覚えているだけ…。

今この稼業に入って考えると演者的には「営業用のいつものネタを通りいっぺんやっただけ」という感じだろうが(笑)、そんなことはどうでもイイ!。東京の人間ならともかく北海道の片田舎のガキだったアタシには「憧れのドリフを生で観た」というその一点でいまだに大満足。一生忘れられない思い出です。

雪でも子どもたちはものともせず遊んで、付き添うアタシは…「寒い」
f:id:kinnpachi:20200401144329j:plainf:id:kinnpachi:20200401144351j:plain